ルールを作るものがルールについてしっかりと説明できないという現実

「それだと��敵同士�≠チて視点になっちゃうから、まずは集団の中での恋愛について言及する必要があると思うんだけど?」
 N・Mを諌めると、N・Hは少し考えて続けた。
「スポーツの例は少し的外れだけど、当人たち以外は嫉妬心が実生活に影響して色々な事に手が付かなくなってしまうから申し訳ないけど禁止。でいいのかな?」
 丁寧な補足をしつつN・Hは実の父親であるN・Mを反目した。
「あー、なるほど。なんとなく分かる気がする。でも、別に良いと思うんすけど。そんなもんモテねー奴らのヒガミにしか聞こえねーし」
 S・Kはどっしりと構えながら言った。N・Tが隣で腹を抱えながら笑いを堪えている。
(俺、あいつ嫌いじゃねーわ。むしろ、馬が合うかもしれない)
 生き急ぐなN・T。N・Mは、N・Hと言いS・Kと言い生意気な若者たちを前に遂に耐え難くなったのだろうか、大きな咳払いを一つすると、実の息子であるN・Hに人数分の茶菓子を用意するよう促した。
「前々から言ってるけど、恋愛そのものを全面的に禁止にする必要はないと思うんだよね。水面下で健全な交際をする分にはね」